福山市今津町ー蓮華寺

 
 

福山市今津町に在り、本尊は上品上生の阿彌陀如來、延暦(782〜806)の末紀州熊野三社を開基せしものにして東方院藥師寺、南方院金剛寺に對し西方院蓮花寺と稱す。當山は熊野宮を形取りしものなり。建物は明和年間( 1764〜1772 )火災のため燒失し、中興の祖神龍現在の地を相し再建し癈寺跡は畑となす。現存の建物は安永年間( 1772〜1781 )の建立に成り、釣鐘は明治二十六年( 1983 )五月の鑄造なり。2015.04.29。

寺宝として伝わる「涅槃図」を2019年6月石川県の工房に修復を依頼、2021年4月19日戻った。広島県立歴史博物館によると、画風の特徴や、焼失した寺の再建時期から、安永年間(1772〜1781年)頃の作と考えられるという。(2021年4月28日中国新聞)

福山市今津町ー真言宗新熊野山蓮華寺