福山市西神島町(旧沼隈郡神島村)
古くは「かむしま」今は「かしま」と呼ぶ、元神の渡に横たわる一小島で、倭姫命神鏡を奉じて神村名方濱に至る途次、一夜この地に駐り玉ふ、よって神島と稱すと、或は云う、神功皇后征韓の際御船を泊て玉ひし遺蹟にして、後世此島山に八幡宮を祀って崇む、故に神島と呼ぶと、元名の頃までは八反帆の船此郷に出入し、備後表など續出せり、當時市場をなし、人家稠蜜なりしが福山開城の時神島之町(上市•中市•下市)を城下に移す、爾来古神島と稱す。 (Since2010.04.17/2011.10.15更新)
福山市西神島町
(旧沼隈郡神島村)