福山市沼隈町ー何鹿城跡
福山市沼隈町中山南にある何鹿城跡。丹波の何鹿郡を領有していた桑田氏は、波多野氏と戦い敗れて西国の毛利氏をたより流浪していた。天文五年(1536)兄の将能は、数人の家来を連れて山南に入り、森脇城主箱田経茂(経基の子)と戦い敗り城を手にし、名を何鹿城と改め、八栗城の工藤氏を藤江に追いやり、山南を支配した。弟の桑田信房も、天文八年(1539)兄の将能を頼り、上山南の悟眞寺のある丸山に城を構え、兄弟そろって山南を支配した。2014.05.09〜10。